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有限責任事業組合八橋人形伝承の会(その他の小売業(人形制作・販売))

有限責任事業組合八橋人形伝承の会(その他の小売業(人形制作・販売))

江戸時代から伝承されてきた八橋人形の保存、継承

秋田市工芸品まつりに出展した八橋人形と伝承の会の会員 会社名 有限責任事業組合八橋人形伝承の会
所在地 秋田市八橋本町1-2-17
代表者 会長 梅津 秀
創業年月 2015年4月

事業内容

秋田市に200年以上にわたって伝承されてきたとされる伝統的郷土人形「八橋人形」の保存・継承を図るため、有志会員が集い、最後の継承者だった道川トモさんの工房に残されていた約80種の粘土型から型起こしをし、作品化し、展示会や工房(八橋人形伝承館)で販売する。

また、江戸から明治時代にかけて制作され現存する作品や写真を基に「古調八橋人形」として再現を進めている。

ほかに展示会では絵付け体験、工房では型起こしから絵付けまでの工程を行う制作体験も実施している。

縁起物のねずみ担ぎ大黒と鯛持ち恵比寿の八橋人形展示会で子どもからお年寄りまで人気の高い絵付け体験コーナー。世界でただひとつの自分だけの人形制作に夢中。

創業したきっかけ

八橋人形の最後の継承者だった道川トモさんが平成26年に亡くなられ、八橋人形の廃絶が危惧されたため、保存・継承を図ろうと有志が集い、平成27年に伝承の会を発足。

創業時の問題とその克服

伝承の会は発足時、入会金と年会費を徴収し活動費としたが、電気釜の設置費用や粘土、絵具、筆など原材料購入費がかさむため、県から助成していただいたほか、協賛会員を3ランクに分けて募り、金額に応じて八橋人形を提供。割引特典も実施した。

最大の課題は、工房には駐車場が無く駐車に難儀したが、秋田市から創業事業として助成していただき、駐車場を確保することが出来た。

創業に役立ったこと・協力してもらった人

活動拠点となる工房をどこに置くかは最初の課題だった。

八橋地区で活動できれば最善ということで、空き家になっていた道川トモさんの工房兼住宅を工房として使用できないか、工房所有者で道川さんの甥にあたる方に打診したところ「築50年以上過ぎていて今後補修などで大変だろうから、隣接している空き家になっている自分の実家を使用してもいい」と提案していただき、活動拠点を確保。

電気釜の移動設置費用の捻出を思案していたところ、「いま、県が助成制度を周知しているから応募してみては」とアドバイスしてくれた知人がいたこと。約50人が協賛会員として募集に応じてくれたこと。県内に数少ない伝統的郷土人形を絶やしたくないという多くの方々や自治体の八橋人形への思いによって、当会の活動が支えられていると強く感じている。

今後の課題・目標

販路の拡大が今後の課題。展示、販売のイベントは年2回あり、県物産振興会への卸のほか、ホームページや工房での販売も行っており、それぞれ成果を上げているものの、さらなる販路を拡大し制作ペースを上げていきたい。

これから創業される方へのアドバイス

活動を始めるにあたり、最も重要だったことは協力者を大切にすること。周囲の人たちの支援無くしては前に進めないことを実感している。