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タイガーエンジェル(第5回 令和6年度)(アーカイブ)

チャレンジャーNo.1 鈴木 洸星氏

キッチンカーのネーミングライツ事業

鈴木さんは日本一社長が多いといわれる新潟県三条市出身の大学生。秋田大学で学ぶ傍ら起業への想いを抱き続け、今回のキッチンカーネーミングライツ事業にたどり着きました。それは、秋田大学のキャンパス内で営業するキッチンカーのネーミングライツを秋田の企業に販売し、将来的には大学生の就職やインターン活動に繋げることを目的にした事業。タイガーエンジェルからはインターン事業の秋田での在り方についてのアドバイスがありました。

結果

タイガーエンジェルの1社より『ヒト』の提供が、3社より『ヒト』と『モノ』の提供あり。

チャレンジャーNo.2 中島 悦生氏 & 大矢 玲菜氏

コミュニティを限定したライドシェアサービス

神奈川県出身の中島さんが国際教養大学に進学して驚いたのが、大学最寄りの和田駅から秋田駅までの電車の運行本数の少なさでした。そこで思いついたのが大学キャンパス内にコミュニティを限定した形でのライドシェア。車を持っている大学生と車に乗りたい大学生のマッチングサービスです。タクシー事業を圧迫しないため、国土交通省にも問い合わせして計画を練り上げました。営利目的というよりは大学生の利便性を重んじた事業で、事業が軌道に乗れば後輩たちに引き継ぎたいとのことです。

結果

タイガーエンジェルの3社より『ヒト』の提供が、1社より『モノ』と『オカネ』の提供あり。

チャレンジャーNo.3 安達 紗羅氏 & 柴田 春音氏  

日本酒で秋田を元気に!

挑戦者のお二人はAIU1年生ですが、安達さんの高校時代の同級生はもう2人しか秋田に残っていないとのこと。そんな中でも秋田が大好きな二人は、米どころであり水も美味しい秋田が誇る日本酒に秋田を元気にする活路を見出そうとしています。安達さんは短期間ではありましたがオランダの日本料理店で働いてみて、日本酒が外国人にも受け入れられていると確信し、この事業に可能性を感じたようです。日本酒の魅力をわかりやすく翻訳(トランスレート)するニュアンスレーターや海外の日本酒ファンである酒キューピット等のアイディアが紹介されました。

結果

タイガーエンジェルの2社より『ヒト』の提供が、2社より『ヒト』と『モノ』の提供あり。

まとめ

今回より本選前にデモピッチを開催したことで、本選におけるピッチのクオリティーが向上したと感じた。とりわけ、本イベントは「優勝者を決めるコンテストではない」という性質から、ファイナリストには明確な目的(要望)を示すピッチが望まれた。特に「誰に何を」の明確さは重要で、たとえば「オカネ」を要望する場合には「何のためいくら必要なのか」の妥当性や根拠を示さなければ、審査するタイガーエンジェルの納得は得られにくい。これらの点について徹底的に個別相談やデモピッチで助言を行ったことで、例年に比べてピッチの精度が大幅に向上したのではないかと考えられる。また、今回はファイナリスト全員が大学生だったこともあり、創業系ピッチイベントとしては財務や販路等の見立てにはまだまだ未成熟な内容が多かった、それだけにこの本選出場以降のフォローアップが極めて重要になってくると感じた。

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